「営業をしてみたいけど、相手にしてもらえるのかな?」
「転職活動・就職活動自体が初めてだけどどういう風に履歴書を作ればいいの?」
「そもそも、営業未経験の人が書類選考に通るの?」
なんて思っている方いませんか?
そんな不安を抱えている方のために好感度の高い履歴書の作成方法をお伝えします。
営業職だけでなく、今から伝えることはすべての就職活動にも共通することが多いと思います。
私は営業だけでなく、当社に応募をしてくる求職者の面接も行っています。
私の会社では
「実際に営業をしている人が面接をした方が
仕事の詳細も説明できるし、求職者が営業に向いているかわかるだろう」
という理由で営業職の者が2人で面接を行っています。
実際に面接も長年行っている私が好感度の高い履歴書について解説していきます!
会社があなたに会いたくなる履歴書ってどんな履歴書?
まず、第一選考が履歴書で判断されるケースも多いかと思います。
この場合、履歴書・職務経歴書などを郵送してから面接をしてもらえるか判断されます。
(地元の中小企業だと、即面接のところもあるかもしれませんが)
よって、履歴書は面接へ進むための重要な役割を果たします。
企業側が「この人と面接してみたい!」と思ってもらうには良い履歴書を送らないといけません。
良い履歴書とは、「好感度の高い履歴書」のことです。
好感度の高い履歴書は下記の3つです!
①手書きで書く履歴書
②丁寧な文字で書く履歴書
③応募動機をしっかり埋める履歴書
この3つを最低限抑えれば印象は良いと思います。
「えっ?この3つだけ?簡単じゃん!」って思いませんか?
本当にこれだけなんです。
特に①②がめちゃくちゃ大事なんです。
1つずつ解説していきましょう!
①手書きで書く
私の会社では履歴書で選考をしてから、面接へ進みます。
送られてくる履歴書を見て一番感じることは
「パソコンで履歴書を作ってくる人ばかりだな」
「履歴書からどんな人物か何も見えないな」
と、思うことです。
まあ、最近ではパソコンで作成する履歴書は当たり前なことなので、普通に面接まで進みますが…
しかし、履歴書を受け取る側からすると面白味がないんです。
よく、考えてみてください。
今から、入社したい会社へアピールするんです。
履歴書を面接する会社へ送るということは
「私とお付き合いしてください」
という大切なことを会社へ伝えることなんです。
もし、あなたが、好きな人にラブレターを渡すとしたら
「ワードで作成し、プリントアウトしたラブレター」
「一生懸命、気持ちを込めて手書きで書くラブレター」
どちらを渡すでしょうか。
どちらのラブレターを渡した方が相手が感動してくれるでしょうか。
ほとんどの方が手書きのラブレターをもらった方が嬉しいですよね。
履歴書も同じなんです。
どういう履歴書を送れば、企業の方が喜んで頂けるのかを想像することが大切です。
手書きの履歴書をぜひ実践してください!
※(注)ただしパソコンスキルを求められる会社の場合はパソコンで作成した方が良い場合もあります
②丁寧な文字で書く
①で説明した「手書きで書く」大切さの延長上の話になりますが…
文字は丁寧に書きましょう。
「字は下手だから手書きの履歴書は自信ないなぁ…」
「字が上手くないと逆に印象悪くなるんじゃないの?」
と思うかもしれません。
その心配はありません。
字を上手く書くのではありません。
字を丁寧に書くのです。
文字を「上手く書くこと」と、文字を「丁寧に書くこと」は全然違います。
文字を丁寧に書くということは
「1文字1文字を一生懸命書く」ことです。
文字の終わりをしっかり止める
文字の終わりをしっかり跳ねる
文字の終わりをしっかりはらう
文字の線と線をしっかりくっつける
など細かいところまで一生懸命書くことが丁寧に書くということです。
これは意識すれば誰でもできることなんです。
いきなり、字を上手くすることはできませんが、字を丁寧に書くことはすぐにできることです。
丁寧に書く履歴書を見た企業の方は、こう思います…
「この人は凄く一生懸命な人だな」
「文字は上手ではないけど、本気度が伝わってくるな」
「この人、何かいい字を書くな」
「隅々まで気を配れそうな人だな」
「どんな人か会ってみたいな」
文字から、このような人柄が見えてくるのです。
一生懸命丁寧に文字を書こうとする姿勢は必ず相手に伝わります。
逆に雑に書くと…
「ガサツな人そうだな」
「仕事やらせても適当そうだな」
「思いやりがなさそうな人だな」
こんな印象を与えてしまうので注意しましょう。
文字が上手いけど、雑に書く人も印象は悪いです。
「能力はあっても、仕事が適当な人」と企業側は判断します。
適当に仕事をする人は会社にいても困るから企業側も採用したくありません。
一生懸命仕事をする人は会社からも大切にされますし、信頼されます。
特に、営業職はお客様の前で文字を書くことが多い仕事です。
丁寧に文字を書く履歴書は完成するまでにめちゃくちゃ時間がかかります。
ですが、印象は最高に良いです。
私の経験ではそういう履歴書は2,3年に一度くらいしか届きません。
かなりの差別化が図れると思います。
どんなことでも一生懸命やる姿勢は必ず履歴書を通して届きます。
文字が下手でも問題ありません。
企業は一生懸命仕事をやる人かどうかを履歴書から見ています。
丁寧に書く履歴書をぜひ実践してください!
③応募動機をしっかり埋める履歴書
当たり前のことですが、応募動機は最後の行までしっかり書きましょう。
意外かもしれませんが、できてない人、割と多いです。
応募動機をしっかり埋めない人は下記のような印象を企業側へ与えます。
「最後まで粘り強く仕事ができない人だな」
「適当な気持ちで面接を受けに来たんだな」
「色んな会社に履歴書を送っていそうな人だな」
「会う気にならないな」
履歴書を見ただけで、ここまで企業側は感じ取ります。
私は仕事上、営業先の人事部長や、社長などと話す機会がとても多いですが
皆さん口を揃えて同じことを言います。
「この人と会ってみたいなと思う履歴書は最近、全然見ないね」と。
会ってみたいと思う履歴書は
「学歴が高い」
「経験、スキルが凄い」
「資格をたくさん持っている」
「能力が高そう」
という履歴書ではありません。
企業側が、「おおっ!」と思う履歴書は
「熱意を感じる人だな」
「本当にうちの会社に入りたい人なんだな」
「一生懸命仕事をしてくれそうだな」
「凄く誠実さが伝わるな」
という履歴書です。
そもそも、企業側は異業種からの転職者に
スキルはほとんど求めていません。
もし、求人の募集内容に
「未経験者OK」などの文言が表記されていたら、ほぼ確実に
経験や、スキル、学歴などを求めていないんです。
そういう会社は
「スキルは入社してからうちの会社で身に付けてもらおう」と考えている企業が95%以上です。
求人広告の営業を15年以上やっている私が言うので間違いありません。
「未経験OK」と求人を出している会社の人事担当の方は皆さん
「未経験スタートでいいから、一生懸命頑張って仕事をしてくれる人が欲しい」
と言います。
応募動機は気持ちを込めて、しっかり最後の行まで埋めてください。
スマートじゃなくていいんです。
格好いい文章じゃなくてもいいんです。
「あなたの企業で頑張りたいんです。」という気持ちでしっかり埋めれば大丈夫です。
応募動機をしっかり埋める履歴書をぜひ実践してください!
まとめ
履歴書は、「自己紹介」でもありますが、面接を受ける会社へのラブレターだと思いましょう。
本当に好きな人に送るラブレターは
手書きで書きませんか?
丁寧な文字で書きませんか?
たくさんの文章を書きませんか?
相手の良いところを本気で探しませんか?
隅々まで文章をチェックしませんか?
「本気で御社で頑張りたいんです」
という気持ちを真剣にぶつける履歴書が一番企業側に響きます。
これからチャレンジする皆さんの参考になれば幸いです。
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